私たちの周りにはモノが溢れている。
それが当たり前にもなっている。
情報が望んでもいないのに入ってきて
その情報の中でプカプカ浮かんでいる。
テレビ、ソファー、冷蔵庫、洗濯機、空気清浄機など日常生活で必要と思うもの。
しかし本当にそのモノは必要なんのだろうか?
生活の中で必要最低限のモノを揃えても他にも欲しいものが溢れてくる。
音楽を始めようと思いギターを始めたら
ギター本体、ピック、ケーブル、エフィクター、アンプ、弦など
色々なモノは増えていく。
色々な音楽を聴くためにCDショップでCDも買う。
聴く音楽が増えていく中でやっぱりレコードで聴くのが一番良いよなぁ
好きなアーティストのレコードを買い、そのアーティストのルーツのレコードも買う。
もっと良い音で聴きたいなと思いレコードプレーヤーも新しいモノを買う
真空管のアンプも欲しいしスピーカーも良いのを買っておこう。
やっぱりケーブルもこだわりたいなと思いメートル数千円のモノを買う。
そうしていくうちに段々モノが溢れていき、
この部屋では置ききれなくなり新しい大きな部屋に引越す。
そして新しい部屋には沢山のスペースができ、そのスペースを見て
あそこに欲しかった棚を置こうかなと、好きな家具屋さんのネットページをみる。
その途中でも幾度となく色々な広告を見て、
あ、これも欲しいから欲しいモノリストにいれておこうと
欲しい商品が沢山増えていく。
そのうち欲しいモノだけで頭の中がいっぱいになっていく。
頭の中だけじゃない部屋の中もモノ・モノ・モノで溢れていく。
考える暇もなくモノが増え、思考が停止していく。
大人になったから頑張って働けば大体の欲しいモノは買える。
そして...モノに支配される。