前日のマーケットまとめ↓
【マーケットデータ】
日経平均 29708.98(-21.81)
TOPIX 1951.86(-15.57)
マザーズ 1224.39(-3.62)
NYダウ 33446.26(16.02)
NASDAQ 13688.84(-9.53)
S&P500 4079.95(6.01)
米ドル円 109
【マーケット話題】
東証1部の騰落銘柄数は値上がり285/値下がり1883。
ファーストリテイリング、キーエンス、任天堂、東京エレクトロンなど、値がさ株の動きが良かった。
値動きを求めた資金が直近IPO株に向かい、ファブリカ、ウェルスナビ、スパイダーPが商いを伴って大幅高。
シキノハイテックやウイングアークが急伸した。材料のあったところでは、
利益見通しを引き上げた買取王国や、月次が良好な内容となったシュッピンが買いを集めた。
一方、三菱UFJや三井住友など銀行株が弱かった。
暗号資産の下落を受けてマネックスGが大幅安。
東京でも「まん延防止等重点措置」が適用されるとの話が出てきたことから、
JALや三越伊勢丹、ラウンドワン、アドベンチャーなど、レジャー関連に幅広く売りが広がった。
前日ストップ高の東芝は、買い気配スタートとなったものの失速して、引けでは小幅な下落。
今期が最終減益見通しとなったウエルシアや、前期の着地が計画を下振れたハイデイ日高が大きく売られた。
きょうジャスダック新規上昇のアイスコは、初値をつけた後は伸び悩み、終値は初値を大きく下回った。
方向感に欠ける1日。
日経平均はきのうが34円高で、きょうは21円安。
きのうの東証1部では値上がりが1839銘柄あり、きょうは値下がりが1883銘柄。
きのうときょうでほぼフラットといった感じで、手掛けづらさが強まった。
日経平均(終値:29708円)は5日線(29815円、8日時点、以下同じ)を下回ったが、
25日線(29406円)は割り込んでおらず、
上値は重くても売り急ぎは抑制された。29500円以上3万円未満が、
現状では居心地の良い水準といったところか。
引け後に上期決算を発表したファーストリテイリングは、
通期の営業利益見通しを上方修正しているが、引き上げ幅は小幅にとどまった。
悪くはないがポジティブサプライズは乏しい。
これまで日銀ETF買いの恩恵を大きく受けていたと市場が見ていたこの銘柄が、
ルール変更を経た後の最初の決算を通過して、どのような反応を見せるかが注目される。
買われるのであれば波乱はないだろう。
ただし、強く売られ、それに対して日経平均も神経質に反応するようだと、
他の銘柄にも見切り売りが広がる可能性がある。
また、あす引け後には安川電機が本決算を発表予定。
内容を消化するのは来週になるが、発表前に強含むような動きが見られるかは注目される。
日経平均は週末まで不安定な地合いが続きそうだが、29500円を割り込まず、
居心地の良い水準を維持できるかが焦点となる。
【値上がり上位(全市場)】
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ワタベウェディング<4696> 253円(+33)
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テーオーホールディングス<9812> 311円(+36)
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シキノハイテック<6614> 1886円(+215)
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kaizen Platform<4170> 2164円(+239)
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シーズメン<3083> 438円(+48)
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ウイングアーク1st<4432> 2139円(+200)
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ココナラ<4176> 2323円(+209)
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ウイルコホールディングス<7831> 171円(+14)
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シュッピン<3179> 1173円(+94)
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サン電子<6736> 3875円(+280)
【ストップ高】
◆ファブリカコミュニケーションズ<4193> 6700円(+290) 時価総額146億円
◆テーオーホールディングス<9812> 311円(+36) 時価総額27.8億円
【ストップ安】
◆INCLUSIVE<7078> 6230円(-720) 時価総額162億円
【新興株決算】
◆アルバイトタイムス<2341> 145円(-3) 時価総額46.7億円
前期経常は赤字転落も上振れ着地
12-2月期(4Q)経常は赤字転落、今期業績は非開示
◆シーズメン<3083> 438円(+48) 時価総額12.6億円
今期最終は黒字浮上へ
◆ミクロン精密<6159> 1118円(+8) 時価総額86.2億円
上期経常は29%減益も対通期進歩は過去平均を超過
◆ドーン<2303> 3220円(-140) 時価総額106億円
12-2月期(3Q)経常は93%増益、今期配当を1円増額修正
◆かわでん<6648> 2514円(-50) 時価総額105億円
前期経常を32%上方修正
【新興株】
◆スパイダープラス<4192> 1840円(+80) 時価総額585億円
大幅続伸で上場来高値。
直近の新規株式公開(IPO)銘柄が循環物色されるなか、
デジタルトランスフォーメーション(DX)関連銘柄の一角として投資資金を集めている。
同社は建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」を手掛けており、
人手不足が課題となっている建設業界の生産性向上を目指している。
3月30日の上場後、同社株は初値(1722円)を下回る水準での取引が目立っていたが、
上昇余地があるとの見方が買いを支えているようだ。
◆セリア<2782> 4250円(+140) 時価総額3223億円
年初来高値。
野村証券が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、
目標株価を4200円から5000円にそれぞれ引き上げている。
同証券は「コロナ禍の新常態での生活を豊かにする新商品の販売好調を踏まえ、
22年3月期予想一株当たり利益(EPS)を従来比8%上方修正する」との判断を示した。
22年3月期の既存店売上予想を従来の前期比1%減から0.5%増へ引き上げるほか、
23年3月期も小幅に引き上げるという。
◆ラクオリア創薬<4579> 1024円(-19) 時価総額215億円
大幅に5日続落。
米国で審査中だった選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許について、
特許査定の連絡を受けたと発表している。
同遮断薬は副作用の少ない画期的新薬として様々な疼痛状態に対する
未充足の医療ニーズに応えることが期待されているという。
ただ、同社株は3月25日に直近高値(1222円)を付けた後は
買い一服感から軟調に推移しており、買い先行後は材料出尽くしと見た向きの売りに押されているようだ。
◆シキノハイテック<6614> 1886円(+215) 時価総額78.3億円
大幅に続伸。
新たな取引材料は出ていないが、直近の新規株式公開(IPO)銘柄を
物色する流れに乗って買いが集まっている。
同社は3月24日の上場後、一時2134円まで上昇してから4月6日に1550円まで急落しており、
押し目買いの好機と受け止められている。また、半導体の後工程を主とした検査装置を提供しているため
、半導体需要を追い風に先行きの成長が期待できるとの見方も買い意欲につながっているようだ。
◆買取王国<3181> 672円(+42) 時価総額11.9億円
年初来高値。
21年2月期の営業利益を従来予想の1.13億円から1.25億円(前期実績1.08億円)に上方修正している。
新型コロナウイルスの影響で主要商材ファッションが不調となり、
売上高は従来予想の50.75億円から48.93億円(同48.93億円)に引き下げたが、
店舗運営費用などが想定を下回ったことから利益は拡大する見通し。
また、未定としていた期末配当を6.00円に決定し、前期末実績(5.00円)から増額している。
【売買代金】
東証一部 2兆5445億円
東証二部 483億円
東証マザーズ 1424億円
JASDAQ 757億円
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出典:株探、TRADER'S WEB
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